女性アイドルのマネジメントの難しさについて考える

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この話題で書こうと思ったのは、世間でNGT48の山口真帆さんの襲撃事件があったからだ。今回は事件についてのことについてはこちらで書いたのでするつもりはない。ただ一般的に女性アイドルのマネジメントの難しさについて書きつつ、AKBグループの構造的な欠陥についても考えていこうと思う。

そもそも一般人でもこの年頃の女性は難しい

女性アイドル全体の年齢分布は詳しくはわからないが、個人の所感として16歳から18歳くらいがボリュームゾーンではないだろうか。一般的にこの年代の女性はいわゆる思春期まっただなかにおり、感情のコントロールが難しいうえに精神的にもろくなりがちである。そのためマネジメントする側は、慎重に取り扱わないとすぐにアイドルをやめてしまったり、活動の継続が難しくなってしまう。しかし昨今のアイドルシーンはグループで活動することが多く、所属するアイドル一人一人のケアが不十分になりがちである。そのため現に大小問わず様々なアイドルが精神的に病んでしまい休業したり、引退してしまうことが多い。

恋愛禁止ルールは現代アイドルの短命化を加速させている

昔からアイドルは一種恋愛をタブー視してはきてはいたが、現在のように絶対禁止のような風潮ではなかったので、隠れて恋愛しているアイドルもいたのではないだろうか。だいぶ大らかな時代もあったが、現代のアイドルはそうはいかない。個人的にここまで恋愛禁止ルールが業界に強化されたのはAKB48からではないかと思っている。もちろんハロプロでも男がらみのスキャンダルで、グループから去るものもいたが、理由をうまくぼかしていた。しかしAKB48の初期の方は露骨にルールが厳しく、グループに所属する前の男性とのプリクラが発覚した段階で契約解除されたり、恋愛スキャンダルにより、メンバーが坊主にするなどのショッキングな出来事がおきた。これにより女性アイドルは恋愛禁止なのだと多くの日本国民にすりこまれたのではないだろうか。その後の女性アイドルは恋愛禁止ルールが徹底されている。個人的にこのルールの徹底は女性アイドルの短命化を加速化させているように感じている。なぜそう思うのかというと、彼女達も一般人の女友達は当然いて、その一般人の友達は年齢を重ねるにつれ恋愛をして結婚して子供を産むという1つの女性としての生き方を歩んでいるなか、女性アイドルである彼女達は、その未来を歩むことが難しいことにどこかのタイミングで気づかされる。そのことによりこの活動を続けていいものか悩むものが多いからだ。

高すぎる有名税

芸能人がプライベートで一般人に握手をしたり、写真をとるなどのファンサービスを求められる等のことをしないといけなったり一般人から私生活を介入されるなどのいわゆる有名税となるものが存在する。もちろん売れている芸能人であるなら課せられる有名税に対して収入が多いので構わないかもしれないが、こと女性アイドルにおいては有名税が高すぎる。現在大小含め女性アイドルは数えきれないほど存在する。すべてが大成功できるほど芸能界は優しい世界ではないので、いわゆる売れていないアイドルの方が大勢である。彼女達のような大きい事務所に入っていなくかつそれほど売れていない女性アイドルは、ファンから住所を特定され、ストーカーされるなどされても守る大人がいないのでかなり危険にさらされてしまう。彼女達にとっては有名税は高すぎるのである。売れるのか分からない上に身に危険が迫るアイドル活動を続けるのはかなり厳しいのではないかと個人的には思う。

これを踏まえてAKBグループの問題について考える

一般的にAKBグループはかなり売れている。しかしその恩恵を受けているのはほんの一部のメンバーだけでその他大勢のメンバーは、知名度も低いし十分なマネジメントを受けられず放置されていることが多い。もちろん競争の激しさは必要かもしれないが、マネジメントを放棄するのは間違っていると個人的に思っている。

AKBグループの最大の問題は集団の秩序意識の低下である。もちろんメンバーの中にはグループのルールを守っているものもいるかもしれないが、マネジメントを放棄され、人気の上がり目が見えない彼女達は、集団のルールを破ったり、売れているメンバーの足を引っ張るような行為が行われる。これをしっかりケアしないと昨今騒がれているNGT48の問題が起きてしまったのではないだろうか。

AKBグループの問題を解決するために

個人的に今のAKBグループはメンバーを抱えすぎているのではないかと思っている。メンバーの数がAKSのマネジメントできるキャパシティを超えているため、マネジメントを放棄されてしまうため、メンバーの数を減らした方が良いのではないかと思っている。もちろんマネジャーをもっと増やせればよいのだが、今のAKSにそれを期待しても実現不可能であることから、筆者の提案したリストラ総選挙を行う必要があるのではないだろうか。

 

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