ハロプロ研修生の昇格条件と今後について考える

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ここ最近のハロプロでは、既存のグループ(モーニング娘。’19,アンジュルム,Juice=Juice)にハロプロ研修生の昇格が相次いでいる。そこで今回は、ハロプロ研修生について考えてみたいと思う。

そもそもハロプロ研修生とは

アップフロントグループの開催したオーディション落選者で、事務所の打診を受け加入を承諾した者、または「ハロー!プロジェクト研修生オーディション」に応募し合格した者で構成され、週一回のレッスンを受け、定期的に開催されるハロプロ研修生発表会に出演し、ハロープロジェクトでのデビューを目指す組織である。

ハロプロ研修生の昇格条件について考える

1.ハロプロ研修生実力診断テスト

ここ数年の昇格条件としてはっきりしているのは、毎年5月に開催されるハロプロ研修生実力診断テストで、多くの得票を獲得し、ベストパフォーマンス賞の受賞者とその次点になることである。これは2016年以降顕著になっている昇格条件だ。

具体例として各年のベストパフォーマンス受賞とその次点の昇格先をまとめると、2016年ベストパフォーマンス賞の笠原桃菜はアンジュルムに、同時受賞の清野桃々姫はBEYOOOOONDSに、その次点の歌唱賞を受賞した高瀬くるみはBEYOOOOONDSにそれぞれ昇格した。2017年のベストパフォーマンス賞の段原瑠々はJuice=Juiceに、次点の川村文乃はアンジュルムにそれぞれ昇格した。2018年のベストパフォーマンス賞の島倉りかはBEYOOOOONDSに、次点の山崎愛生はモーニング娘。’19にそれぞれ昇格した。そして今年2019年のベストパフォーマンス賞の松永里愛とその次点の工藤由愛はJuice=Juiceに昇格した。

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このようにハロプロ研修生実力診断テストは、実質ハロプロ研修生の最終オーディションになっている。そこで実力を見せつけ、高い評価を受けたものが昇格するという研修生もファンも納得の昇格条件である。ただ個人的にこの昇格条件は公平ではあるが、熱心な研修生ファンによる投票操作の危険もはらんでいると思っている。なぜなら今後熱心な研修生ファンが、大金をつぎ込みチケットを買い占め、推しの研修生に投票するように仕込んだサクラを会場に送りこみ、当日の結果を歪めてしまう可能性もあるからだ。

2.事務所の裁量

ハロプロ研修生には、いわゆる事務所内部で推してるもしくは高く評価している研修生が今も昔も存在していると思っている。その研修生は、将来的に昇格させることを前提で採用されていて、事務所が計算したいいタイミングで昇格させてきた。具体例をあげるのは批判を浴びるので避けるが、基本的に短い研修期間で昇格した研修生、または実力診断テストで入賞せず、研修期間が2年以内で高校入学前に昇格している研修生がこれに該当する。反対に研修期間が2年以上と長くかつ高校生になっている研修生は、事務所からはそこまで高く評価されていない可能性がある。さらに言うとそのメンバーが昇格をつかみ取るには、実力診断テストでベストパフォーマンス賞を実力で勝ち取ることではないだろうか。

まとめ

個人的にハロプロ研修生の昇格の面白いところは、実力診断テストというファンが昇格を判断するファン裁量と、事務所が推してる研修生を昇格させる事務所裁量の両方が共存しているところだと思っている。なぜなら両方共存することで、実力者と伸びしろのある有望株を昇格させることができるからだ。

ハロプロ研修生の今後

おそらくハロープロジェクトが存続する限りは、ハロプロ研修生というシステムは存在し続ける。そこで個人的に考えるハロプロ研修生の今後について考えていこうと思う。

昇格先の飽和と卒業

この記事執筆時点では、2018年の新グループ結成での大量昇格(BEYOOOOONDS)と既存のグループ(モーニング娘。’19,アンジュルム,Juice=Juice)への昇格が終わっており、それぞれの昇格先が飽和しており、これ以上昇格するのは、各グループの採算や事務所のマネジメント可能なグループ数等を踏まえると不可能ではないかと考えられる。しかし、来年も実力診断テストでベストパフォーマンス賞の受賞者とその次点の研修生を昇格させねばならないので、新グループの結成は不可能でも既存のグループに昇格させるのではないだろうか。その際、既存のグループのメンバーをそれまでに卒業させることで、昇格枠を設けることが考えられる。つまりハロプロ研修生の昇格事情の為に、既存のグループのメンバー編成は流動的になることが今後考えられるということだ。

有望な研修生の昇格先

ハロプロ研修生の昇格の際にあがる論争としてよくあるのは、有望な研修生を、なぜ事務所はモーニング娘。’19に昇格させないのか問題である。

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まず有望な研修生は、他所でも活躍できる人材であり、別にハロプロでデビューしたいという強いこだわりなどがなければ、すぐに辞めて他でデビューする可能性があり、事務所は、それをやられてしまうと、これまでその研修生にかけた育成費用が無駄になるうえに、ハロプロブランドを他事務所に使われ、さらにそれに感化された他の研修生も辞めることを恐れているということだ。そのため辞めそうな傾向にある有望な研修生は、とりあえず昇格させるのだ。その際昇格先として、勝手が良いのがアンジュルムだ。なぜアンジュルムが有望な研修生の確保の昇格先としてあてがわれるのかというと、モーニング娘。’19とは違い新メンバーをオーデションを開催せずに、加入させることができるからだ。実際アンジュルムは、事務所の思惑で、ハイペースで新メンバーを加入させてきたし、それに対応できるグループとファンコミュニティが形成されつつある。

おそらく今後も有望な研修生の昇格先として優先されるのはアンジュルム、または卒業加入制になりつつあるJuice=Juiceで、その次に新メンバーオーディションの都合があえばモーニング娘。’19になるのではないだろうか。

最後に

この記事はあくまでも個人の推測であるため、あまり間に受けることはおすすめしない。それに執筆から時間が経つと、その頃には事務所の方針を変更している可能性もあるため、あまり正確な予想ではないことも付け加えておく。

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