AKBグループの海外進出について考える

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この題で書こうと思ったのは、最近のAKBグループは、Produce48等を通じて海外進出を加速しているからだ。もちろん、昔からAKBグループは、BNK48やJKT48などの海外にグループをつくるなどして海外進出をしてきたグループだが、これまでと違いAKB48本体を海外進出させようとする意志がみられる。

フォーマットを輸出してきたAKBグループ

今のAKBグループの話をする前に、今まで行われてきたAKBグループの海外戦略について説明する必要がある。AKBグループは、海外の現地の有力企業と共同出資する形で、グループを作り、日本で培ったフォーマットの下活動をし、その地で一定の成功を収めてきた。これは、単独で現地に出資しグループを作るよりはリスクも低く、成功すれば利益を上げられ、失敗しても損失の少ないため賢いやり方だ。ただこのやり方で成功する一方、失敗した事例もあった。それは、中国でのSNH48だ。初期の頃は、共同出資していた会社ともうまくいっていたが、グループが大きくなるにつれ徐々にAKSとの間にひずみが生まれ、最終的に会社が乗っ取られる形でSNH48はAKBグループの姉妹グループでなくなってしまった。

韓国との協業による海外進出

現在のAKBグループは韓国との協業で海外進出を試みている。具体例をあげれば、AKBグループのメンバーが参加した「Produce48」という韓国の番組から生まれたIZ*ONEである。このグループは、世界進出のノウハウを得たいAKBサイドと日本市場を攻略したい韓国側の日韓双方のウィンウィンの関係ができている。このグループはデビューして間もないが、デビューアルバムがアジア各国の音楽チャートでチャートインするなど好調なスタートを切っている。このグループの成否が今後のAKBグループの海外戦略に大きな影響を与える可能性がある。

AKB48本体の海外進出は難しい

IZ*ONE等でAKBグループのメンバーを海外デビューさせる可能性を見出したが、AKB48本体が世界進出するのは難しいと思う。なぜそう思うのかこれから説明していきたい。

国内ファンの反発

まず1つ目に国内のファンの反発だ。AKB48本体の海外進出のためか、18歳未満メンバーの水着を禁止した。もちろん海外では18歳未満の水着が児童ポルノになるのは知っているが、日本ではグラビアで名前を売るのは新人の女優さんでもよく行われており、漫画雑誌の表紙に掲載されることによって、知名度が上がる効果があるのは証明されている。しかしAKBグループのいわゆる若手メンバーはこの措置によって、1つのアピールする場を失うことになってしまった。またAKBグループのファンは圧倒的に日本人の男性がファンであるため、多くのものがこの措置に不満を持っていることが、ネット上の彼らのコミュニティからわかる。

パフォーマンスのレベルの問題

次にパフォーマンスのレベルの問題だ。これは「Produce48」という韓国の番組から分かるが、メンバーのパフォーマンススキルの平均値は圧倒的に低い。もちろんAKBメンバーは、タレントの卵として育成されてきたため、いままでしっかりとボイトレ等の投資を受けておらず、歌って踊れるアイドルとして育ってきてはいないので、仕方ない部分もある。ただ海外進出するには、高いパフォーマンスレベルが求められ、メンバー一人一人にしっかりボイトレ等の訓練を受けさせないといけなくなる。

音楽面の問題

最後に音楽面の問題だ。グループの海外進出を果たすうえで最もネックになる可能性がある問題だ。なぜなら海外進出を考えるうえで、世界の音楽の流行をしっかり意識した音楽づくりをしないといけなくなるからだ。もちろん、韓国との協業によりそのようなノウハウを得やすくなったが、AKBグループのファンが果たしてそのような音楽を好むかは保障できないため、日本のファンを切り捨てる意識がないとこのようなシフトは難しくなる可能性がある。

ここで少し話を変えようと思う。現在の世界の音楽シーンはヒップホップ全盛期である。世界の音楽の中心地であるアメリカでは、ドレイクなどのヒップホップ系歌手の曲がビルボードチャートを多く連ねていることがこのことの証明になるだろう。その中で、いわゆるK-POPは、英語と韓国語を歌詞に混ぜたヒップホップの曲を世に発信することで、世界で人気を得るようになってきた。それとは対照的にJ-POPは、このような世界の流れとは一切関係ない音楽シーンになっている。単純にいうとヒップホップが全く流行らないのである。

ここでAKBに話を戻すと、海外を意識した楽曲づくりをすると日本のファンに不評な曲になる可能性がある。今例えばそのような海外を意識した楽曲を作るとするとヒップホップ系の曲がリリースされることになる。これがAKBの既存のファンに受け入れられる可能性は低いと思う。もちろん、ヒップホップの好きな人が新たなファンになるかもしれないが、それでも既存のファンの反発はさけられないと思う。

最後に

AKB48本体が海外進出することは、外野から応援したいが、国内の地盤が揺らぐとグループの存続危機に陥る可能性はここで述べておく。なぜなら日本にはたくさんのアイドルグループがあり、AKB48を見限ったファンを手招きしながら待っているのだから。

 

 

 

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