Mステ出演回数から見るAKBグループの衰退と坂道グループの隆盛

ここ最近のAKBグループは、NGT48の不祥事もあり、乃木坂46を筆頭とする坂道グループの人気に押され気味である。そこで今回は、どのタイミングで両者の人気が逆転が起こったのかを日本を代表する音楽番組「ミュージックステーション」の年間出演回数をグループごとに調査することで明確にしたいと思う。

Mステ出演回数から見えるグループの人気

以下は、AKBグループ(AKB48,SKE48,NMB48,HKT48)と坂道グループ(乃木坂46,欅坂46)の2009年から2018年までの「ミュージックステーション」の出演回数を折れ線グラフにまとめたものである。そこから見えてきたものをこれからまとめてみようと思う。

AKB48は2013年、姉妹グループは2015年に人気のピークを迎える

AKB48の「ミュージックステーション」初出演は、2006年に「スカートひらり」である。それから3年後の2009年に二度目の出演を果たし、グループの人気上昇に伴って、それ以降2013年まで出演回数を増やしていった。ちなみにAKB48の出演回数のピークにあたる2013年は、選抜総選挙で初めて大島優子らを抑えて指原莉乃が1位を獲得、総選挙特番で最高視聴率20.3%を記録し「恋するフォーチュンクッキー」を発売した年である。これをピークにそれ以降は、出演回数が減少している。

姉妹グループのSKE48が2012年に「片想いfinally」で初出演し、時間差を置いてピークを迎える。それは2015年である。この年は、SKE48とNMB48は4回、HKT48は3回に「ミュージックステーション」に出演している。グループそれぞれに起きたことをまとめると、SKE48は、松井珠理奈と人気を争った松井玲奈が卒業し、NMB48は、人気メンバーの山田菜々が卒業した。グループの人気の核となるメンバーが卒業することで、人気が落ちてきていることが分かる。これ以降姉妹グループの出演回数は減少していく。

坂道グループの躍進のはじまりは2014年から

乃木坂46の「ミュージックステーション」初出演は、2014年に「気づいたら片想い」である。それ以降出演回数を伸ばし、リリースペースも年間4枚シングルまたはアルバムをキープしており、出演回数も6~7回と安定してきている。

さらに姉妹グループである欅坂46は、2016年にデビューシングル「サイレントマジョリティー」で初出演をし、それ以降年4~5回の出演ペースをキープしている。今後も恐らくこのペースで出演を重ねていくのではないだろうか。

坂道グループとAKB48の姉妹グループは2016年から、本体含めると2018年に逆転している

AKB48の姉妹グループ(SKE48,NMB48,HKT48)と坂道グループの出演回数は、2016年に逆転され、それ以降その差は拡大しつつある。さらに姉妹グループは、シングルやアルバム等をリリースしても、「ミュージックステーション」に出演できなくなりつつある。特に深刻なのがSKE48で、昨年2018年は一度も出演をしていないことから、グループとして大きな停滞をしていることが伺える。この記事執筆時点で、最新シングル「FRUSTRATION」では、「ミュージックステーション」に出演予定がないことから、今年も一度も出演せずに終わる可能性が高い。

そしてAKB48も含めたAKBグループと坂道グループの出演回数の逆転は、昨年2018年に起きている。恐らく今年も日向坂46のデビューや姉妹グループの出演回数の減少等でこの出演回数の差は拡大していくことが予想される。

AKB48と乃木坂46の本格的な逆転は2019年からか

昨年2018年の出演回数は、AKB48が7回、乃木坂46が6回と肉薄している。今年2019年の上半期時点で、「ミュージックステーション」の出演回数は、AKB48が2回、乃木坂46が2回となっており並んでいる。ただし今年は、総選挙中止もありAKB48のリリースが1回少なくなっており、このままのペースだと乃木坂46よりリリース回数が少なくなり、「ミュージックステーション」の出演回数も少なくなる可能性が高い。いわゆるグループの勢いという意味では、今年以前から乃木坂46の方に軍配が上がっていたが、目に見える一つの指標として今年はそれが現れてくるといえるのではないだろうか。

最後に

どのアイドルグループも隆盛のあとは、必ず衰退している。それは今後坂道グループも避けられぬ運命である。今後のアイドルシーンがどのような変化が起きるのかを確認する上で、「ミュージックステーション」の動向を把握しておくことは、意味のあることだと分かった。

 

 

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