AKB48高橋朱里の卒業とオールナイトニッポン終了からみる地殻変動

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ここ数日立て続けに衝撃的なニュースが入ってきた。それはAKB48の高橋朱里卒業と9年続いたラジオ番組「AKB48のオールナイトニッポン」が今年の3月をもって終了することだ。筆者は、このニュースを知ったときに思ったのは、グループに大きな地殻変動が起きていて、それが良い方向ではなく悪い方向に大きく動くものだということだ。

高橋朱里の卒業は、AKBグループの空洞化を象徴する出来事

今回の卒業は、「IZ*ONE」を生み出した日韓共同プロジェクトオーディション番組「PRODUCE48」に出演した際の彼女の活躍が、韓国の芸能事務所に認められて、韓国デビューが決まったためである。これは、グループにとって非常に大きな出来事であると筆者は思う。なぜなら彼女は、選抜総選挙でも良い順位をとっていて、グループの中でも比較的良い立ち位置を得ているメンバーで、このままグループにとどまって活動したほうが、仕事を得やすいのにも関わらず、それを捨ててまで韓国でデビューすることを選択したからだ。もちろん「IZ*ONE」の大躍進がすごいことはわかるが、一般的に韓国のアイドルグループは、競争がし烈で、メンバーに求められる素養が日本よりも高いため、日本でアイドルをしていた者にとって非常に適応しづらい環境である。それでも彼女がこの選択を下したのは、それだけ今のAKBグループに在籍することのメリットがなくなってきているのではないかと思われる。もし彼女の韓国デビューが成功したら、今後も彼女を追って様々なメンバーがAKBグループを辞めてしまい、今後グループの空洞化が進んでいってしまうのではないだろうか。

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「オールナイトニッポン」の終了はグループからスポンサー撤退の加速化の象徴

一般的にラジオ番組は、スポンサー第一で放送されていて、どんなに聴取率が高くてもその番組にスポンサーがつかなければ番組が継続されないこともある。それを踏まえて今回のニュースを考えてみたい。「AKB48のオールナイトニッポン」はそもそもそこまで聴取率の高い番組でもなかったが、AKB48が人気であったため、スポンサーがついていた。しかしここ最近のNGT問題や坂道グループの隆盛による人気の低下により、番組のスポンサーをやってくれる企業が減ってきてしまったのではないだろうか。これは危険な兆候だと言わざるをえない。このブログでも取り上げたことがあるが、AKB48は世間の話題になることで、スポンサーを獲得しこれまでグループを拡大してきた。今回の件は、それが困難になってきていていることの象徴ではないだろうか。

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最後に

ここで取り上げた話題は、今後AKBグループにとって大きな構造的な問題になる可能性が高い。このままグループの人気が落ちていくと、所属するメンバーがどんどん卒業していき、いままでスポンサーをしていた企業が離れていき、グループの存続にかかわる大きな問題になると述べて終わりとする。

 

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