NGT48山口真帆さんの暴行事件について考える

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まず本題に入る前に、事件の時系列を簡単に述べたいと思う。

NGT48に所属する山口真帆さんが、1月8日のライブ配信サービス「SHOWROOM」にてNGT48運営に対して不満を訴える内容の発言をし、配信の途中で運営者から配信を止められてしまう出来事が起きた。この配信はかなり憔悴しきった彼女が、懸命な告発をしていたため、ファンコミュニティでも大きな話題になった。

その後、1月9日の明け方に山口真帆さん本人のTwitterにて詳細な事件の内容が明かされた。その内容は、先月所属するNGT48チームGの劇場公演終了後、帰宅時に男2人に襲われ、犯人は逮捕されたがその後釈放されたことと、その襲撃がグループのメンバーが山口さんの自宅や帰宅時間などの個人情報を暴漢にリークしたことにより起きた事件であることと、運営側がそのメンバーを処分する等の約束を山口さんとしたもののその約束が反故にされたことを示すものであった。

その後このツイートが大騒動になり、1月9日NHKの全国ニュースに取り上げられ、山口さんが暴行を受けた事件があったこととその犯人が不起訴処分になり釈放されていたことが証明された。ニュースの中でも報じられたが、事務所の担当者が不在で公式コメントはこの時点では発表されなかった。

そして世間がこの話題に大きな関心を集める中、1月10日NGT48の3周年記念の劇場公演にて、かなりやせ細った山口さんが出演し「でもでもの涙」の披露後のあいさつにて騒動の謝罪を行った。その後運営コメントにて、事件の顛末とメンバーの一人が犯人側に推測できるような帰宅時間を伝えていたことが確認されたことが判明したことが発表された。

以上がおおまかな時系列におきたことをまとめてみた結果だ。これから個人的にこの件に関して不可解だなと思う点について書いていく。

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なぜ事件が起きて犯人が警察に捕まった段階で事件を公表しなかたのか

そもそも山口真帆さんがライブ配信にて告発しなければならない状況に陥ったのは、運営側が事件を公表せず本件に関与したメンバーの処分を行わなかったからである。そのため個人的には事件が起きた段階で事件を公表し、メンバーの関与は公表せず内部調査を進め、時期を置いてメンバーを処分するかたちであれば、誰も傷つかなかったのではないかと思った。

おそらく事件をなかったようにしたかったのは、推測であるが複数のメンバーが犯人側とかなり親密な関係にあり、山口さんを含むメンバーのマンションに入ることが容易であったのと、それが発覚することを運営側が恐れたのではないかと思わざるを得ない

なぜ被害者の山口さんに謝罪させるのか

AKBグループは各グループごとに劇場支配人という責任者がおり、NGT48だと今村悦郎氏が務めているのに、なぜ劇場支配人ではなく被害者の山口さんに謝罪させる必要があったのかがよくわからない。運営側が表にたって対応しないと発表された公式コメントに真実味を感じないし、おそらくほとんどのファンが山口さんが告発した内容の方が真実に近い印象を覚えたのではないだろうか。さらにあそこまで憔悴した彼女を表舞台に立たせて謝罪させるマネジメント側の神経がよくわからないし、憤りを覚えざるを得ない。

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今後これだけでは終わらない気がせざるを得ない幕引きの仕方

運営コメントをみると、メンバーが犯人側に帰宅時間を伝えていたことは書いてあるが、山口さんとの証言に食い違いがあり、週刊文春もこの件に関して取材を進めているため、どちらの言い分が正しいのかは今後判明する可能性がある。その際に運営側は証言することが二転三転しさらにファンの信頼を裏切るようなことが起きれば、NGT48にかかわらず、AKSが運営する国内グループにも多大な影響が考えられるため注意する必要がある。またネット上では、関与したメンバー探しが行われているが、あまりにも確実性のある情報ではないので、拡散させるのは危険である。これにより全く関係のないメンバーまで傷つくのはグループのファンやメンバーにとって悲しいことである。世間的にはここで幕引きされそうだが、引き続きこの件に関して注視する必要がある。

追記:文春デジタルがネット上で名前の挙がっている太野さんと西潟さんの関与を否定後、両者コメント発表

文春デジタルで、真偽不明のネット上で事件に関与しているといわれるメンバーとして挙げられていた太野さんと西潟さんの事件の関与が否定された。しかしファンコミュニティでは、山口さんとNGT運営と文春の主張がそれぞれ異なっていたり、文春デジタルで二人の関与が否定された後、示し合わせたように両者が事件の関与を否定するコメントが発表されたため、この報道が運営と文春による火消しではないかと疑われる結果になってしまった。そのため現在もネット上で犯人捜しが継続されている。

このような経過をみると、NGT運営は事件を収束させる方法を間違えてしまい明らかにその後の対応も後手に回ってしまい、山口さん以外のメンバーを傷つけてしまっているようにみえる。個人的に、はやくNGT運営の責任者が会見を開くか、山口さん本人が運営が管理する「SHOWROOM」ではなく「YouTube Live」で関与したメンバーを暴露してもらうかしないと騒動を収束させることは難しいのではないだろうか。

 

 

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