女性アイドル業界の人材ミスマッチについて考える

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この題で書こうと思ったのは、最近のAKBグループを見ていると、拡大路線が行き過ぎて、明らかにAKBグループじゃないグループの方が輝ける子が多いなぁと思ったからである。

そこで、どういう子がどの4大アイドルグループ(勢力)に向いているのか、個人的に考えてみた。あらかじめ断っておくが、4大アイドル勢力は、秋元系(AKB,乃木坂等)、ハロプロ系(モーニング娘。等)、スタダ系(ももクロ等)、WACK系(BiSH等)と便宜上定義させていただく。もちろんこれ以外の勢力もあるが、筆者の肌感覚上これが正しいと思った定義なだけなので、この勢力以外のアイドルのファンには先に謝罪しておく。

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秋元系

AKBグループで一番輝ける人材は、唯一無二の個性をもち、ひたすらハングリーで、プロデューサーなどの大人の作ったシナリオを乱してくれるような人である。なぜこういった人物が輝けるのかというと、そもそもAKBグループは個性のぶつかり合いを起こさせ、そこから良いなと思った子をフックアップしてくるタレント育成システムで、特に赤マーカーの資質を持つものは、グループで大きな力を持つ秋元康が一番フックアップする可能性が高い人物である。

逆にいうと、まじめで歌やダンスで輝く王道アイドルを目指す子は、とてもじゃないが輝ける場所ではない。最近のAKBのメンバーを見ると、グループに入ったことで満足し、この手の人物が増えてきている気がする。

また坂道グループは、AKBとは違いソニーがハンドルを握っているため、求める人物がはっきりし、理性的な拡大路線をとっているためあまりミスマッチが起きてはいないと思っている。ただ懸念材料をあげるとすれば、現状坂道全盛なので、メンバーが希望する雑誌の専属モデル等や映画や舞台のキャスティング等にねじ込む力があるが、人気が落ち、ねじ込む枠が少なくなってしまうような状態に陥り、AKBの大半のメンバーのように接触仕事のみの活動にシフトチェンジした場合、多くのメンバーが離反する可能性を挙げておく。

ハロプロ系

ハロプロは、前回のブログでも述べた通り、興行主義なので、歌やダンスが上手な子で、忍耐力があり、ストイックで自分を高める向上心がある子が人気を得やすい。ここ数年の傾向として、ハロプロのメンバーやステージパフォーマンスに憧れてオーディションを受け、ハロプロ研修生という下部組織から厳しい競争を経て昇格する子が多い。新人の時からプロのステージマンとしての教育を受け、幼いころから社会人として扱われるため他のアイドルと比べてプロ意識が高い子が多い。

逆にいうと、歌やダンスが絶望的にできない子や将来女優になりたい子は、ハロプロでは輝けないし、苦労する場合が多い。そもそもアップフロントは音楽事務所で歌手の育成はそれなりにノウハウはあるが、女優を育成するノウハウは持ち合わせていないため、真野恵里菜レベルで活躍したい場合かなり実力や覚悟がないと難しい。

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スタダ系

ももいろクローバーZの大成功以降、アイドル事業を拡大してきているが、そもそもスターダストは俳優や女優の育成に長けた事務所であるため、アイドルは、メンバーの場数を踏ませるためにやっているので、女優活動を本格的にやりたい場合は、意志を尊重しグループを卒業させてくれるため、良い事務所だと思う。基本的に人材のミスマッチは起きづらいグループだと考えてもよい。

ただ、アイドル同様、女優の世界も競争の厳しい世界であるため、スタダのアイドル卒業後女優で大成する人はあまりいない。もちろん今後そういう子が出てくる可能性もあるのでこれ以上は口を閉ざしておく。

WACK系

BiSHのスマッシュヒット以降、急速に勢力を拡大している。個人的にWACKの大きなテーマは「過去のトラウマや弱い自分からの解放」なのかなと思っている。そういった経緯から普通のアイドルグループで見ることのできない尖ったメンバーが多く、リクルートする側の大人がしっかり選んでいるため、あまりミスマッチが起きづらいと思う。また最近ではかなりハロプロのシステムを意識している部分もみられる。

注意するべき点は、かなり特殊なグループのためしっかりと事前にリサーチをしたうえでオーディションを受けないと痛い目にあうので注意したい。それとプロデューサーがプロデュース能力があるが、人格的におかしいため、強い精神力またはスルースキルを所持していないと病む可能性があることは留意したい。

最後に

アイドルグループは世の中にたくさんあるし、向き不向きがあるが、どのグループに入るにせよ強い精神力がないと続かないことは確かなことである。

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