アップフロントは本当にアイドルにとってダメな芸能事務所か

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この題で書こうと思ったのは、最近梁川奈々美の卒業でアップフロントに対してかなりヒステリックに「ク○事務所」等の中傷がネット上で多くみられたからである。確かにアップフロントが、マネジメントの上手い事務所ではないが、所属するアイドルに対して厳しい事務所かというとそうでもないと個人的に思うのでこれから説明していきたい。

アップフロントのマネジメントミスもある

事務所の擁護はするつもりだが、まず批判もしたい。昨年6月に発表されたハロプロ新体制は、カントリー・ガールズの事実上の解体であった。もちろんこの判断が正しいとは個人的に思っていないが、事務所サイドは結成段階でこのようになることを予想して作っていたのではないかと思う。なぜなら、このグループは明らかに嗣永桃子に権力が集中しており、結成当初にアナウンスされたが、彼女がBerryz工房の無期限活動中止中でアイドルを続けるための救済としてこのグループが結成されてのは明白であり、彼女が引退した時点で、グループの事務所内での役割は終わったので、新体制で解体されたのではないだろうか。

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アンジュルムに梁川と船木加入だったら運命が変わった可能性も

たらればの話になってしまうが、お許し願いたい。梁川の新体制下のグループの兼任先がアンジュルムなら運命が変わっていたのかもしれない。アンジュルムの新メンバーの時にも書いたが、アンジュルムは新加入のメンバーをすんなり受け入れることのできる優秀なコミュニティだ。アンジュルムで船木と梁川で切磋琢磨し続けていたら、彼女のアイドル人生は長く続いた可能性もある。もちろんJuice=Juiceが意地の悪いグループだとかそういうことを言いたいのではないが、アンジュルムに比べて新体制以前まで長い間メンバーが固定されてえおり、新メンバー加入という事象に耐性がなかったのではないかと思う。それにJuice=Juiceはアイドルグループと表現していいのか分からなくなるほどボーカル力の高い完成されたグループであったため、新加入した梁川にとって必死に追いつこうとしたが、その過程で心が折れ卒業を決心した可能性もある。これは、明らかにアップフロントのマネジメントミスである。

梁川奈々美の卒業は突然の申し出だったのでは

ハロプロというようなアイドル業界のなかでもいわゆる大手といわれるグループのメンバーの卒業は、通常ある程度早い段階で事前にメンバーが事務所に申し出をし、事務所と相談し時期を決め、世間に発表することが多い。この事前の申し出は、通常卒業コンサートの一年前位には事務所にされていて、事務所はメンバーの卒業後にグループの握手会などのイベントの対象免除や、卒業コンサート用の大きな会場の手配をしたり、具体的な段取りが決まっていくのではないかと思う。

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その具体例として飯窪春菜の卒業をあげる。彼女の場合一年以上前には事務所に申し出を行い、その間に二人のメンバーの突然の卒業により時期がずらされるなどのトラブルがあったが、事務所がそれに懺悔の意味でアップフロントでは考えられない土日武道館ツーデイズコンサートを手配した可能性がある。さらに来年4月に行われるハロプロオールスターズイベントの申し込みが行われる前に卒業を発表している。

このような例を含めてみると、梁川の卒業はかなり突然に決まった可能性がある。なぜなら、ハロプロオールスターズイベントの申し込みが終わった後で卒業を発表したため、彼女だけ振替が行われることになったからだ。このことから、梁川は今年の9月以降に事務所に卒業の申し出を行い、本人が来年3月以内の卒業を希望し、事務所が了承したのではないかと個人的に考えている。

辞めたい時期に辞めさせてあげられるのも優しさ

本人の卒業コメントを見るとハロプロ卒業後に大学の進学の意志が垣間見れる。このことから一部のファンが、「ハロプロは大学進学をなんで認めないのか」という意見がネット上でよく見られたので反論しておく。ハロプロは大学の進学は事実上認められている。具体例としてアンジュルムの和田彩花やこぶしファクトリーの野村みなみをあげておく。そのうえで個人的な憶測で申し訳ないが、梁川は自分の芸能界での将来を諦めてしまった可能性がある。もちろんこの意見が絶対正しいとは言い切れないが、よく考えてほしい。アイドルという職業はかなり不安定だ。恋愛もできないし自由に友達と遊べなかったり、握手会で見ず知らずのおじさんと握手もしなければならないし、さらに自分に将来芸能の世界で生きていく才能がない可能性もある。そのことを踏まえると、芸能の道を諦め、大学に進学し一般人として生きていく選択肢は堅実なものだ。彼女は頭が良いので、この堅実な選択を自分で下したのではないだろうか。彼女は大学進学の準備を早く始めるため3月での卒業を提案した可能性もある。

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ここで事務所の立場を考えてみてほしい。梁川を一人前にアイドルにするためにかなりの年月をかけてボイトレ等の投資を行い育て、言い方は悪いが今後も事務所の稼ぎになる立派な商品だ。ここで引退されてしまうと、将来得られるはずだった利益が得られなくもなるし、彼女を育て上げるのに投じた資金が無駄になってしまうことになる。もしアップフロントがブラックな事務所なら卒業を認めず、無理にでも活動続けさせるか、卒業を認めるにしても大きな会場を確保し引退興行のため、もっと卒業時期を延ばす可能性がある。しかし、アップフロントはそのようなこともせず、彼女の希望する時期に卒業させることにした。つまりアップフロントは、彼女の辞めたい時期に辞めさせることのできる所属タレント思いの優しい事務所ではないだろうか。

卒業コンサートが武道館ではないのは本人の意思を尊重したのでは

本人が3月の卒業を希望した説は、あくまでも個人の憶測だが事務所が卒業時期を決められるのなら6月あたりに卒業させると考えられるので、この説は可能性が高いと思う。なぜなら引退興行はどの世界でも確実に利益が上げられるコンテンツであり、Juice=Juiceは単独で武道館公演を行えるグループであるため、三月という大学の卒業式等のイベントなどで使えない時期に卒業させるのはもったいないからだ。さらにアップフロントはこれまでの武道館使用実績から6月は必ず武道館を確保している点もこの説に信憑性があることを裏付けるものだろう。

アップフロントが緊急で用意できる最大のキャパはZeppか

アップフロントは、いままで大きな会場でやるにしても武道館もしくはグループの解散等で埼玉スーパーアリーナなどを使ってきたが、このような緊急で卒業される場合は、Zeppで対応したのではないかと思う。ネット上でファンが言う、見せしめ目的でこのZeppを使う説は、明らかにビジネスを分かっていない幼稚な考えだと言わざるを得ない。アップフロントが短期間の間に用意できる最大のキャパシティの会場がZeppであり、彼女の旅たちへの最大の配慮ではないだろうか。

最後に

前半にアップフロントのマネジメントミスについて書いたが、普通の社会の人事異動でもそういうことが起きてしまうので仕方がないことだが、芸能事務所のなかでアップフロントはまだ所属タレント思いの事務所ではないだろうか。

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